- ♥リア妹開発手記 #02 byおるごぅる
- 違うんです、本当はこんなはずじゃなかったんです。
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開発手記ということで、スタッフで仲良く順番に書いていく予定だったんです。
でも私が最初の手記を書いたら他のスタッフさんが引いてしまって、プロデューサーの宮蔵さんも最近はまともに目を合わせてくれません。 -
このままだと発売まで私ひとりの孤独な開発手記になってしまうので、今回からは心を入れ換えて、真面目に、誠実に、作品を紹介していこうと思います。
だから他のスタッフさん、戻ってきて! 怖くないよ! -
そんなわけで何か心温まる開発エピソードはないかと資料を読み返してたんです。
そしたらBGMの発注書が見つかりまして、栞のテーマとか麻衣のテーマとか、ゲームではよく、キャラごとに用意されたBGMってありますよね。
もちろん本作でも、ヒロインたちのイメージに合ったBGMを発注しております。
栞、麻衣、美紀、お兄ちゃん…… - 「!?」
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お兄ちゃん!?
思わず、発注書を二度見してしまいました。
そこには確かに「お兄ちゃんのテーマ」と書いてあります。
自分でも、なぜこんなBGMを発注してしまったのかわかりません。
しかも実際に曲を聴いてみたら…… -
無駄に格好良い!
他のスタッフさんも「これ、どんなシーンで使うんですか(笑)」と苦笑いしてました。
本作は妹ゲーであると同時に、お兄ちゃんゲーでもありますので、きっとこのBGMに合った、お兄ちゃんらしい見せ場がどこかにあるんだと思います。 -
ゲームの主人公って大事ですよね。
本作ではできるだけ感情移入していただけるように、お兄ちゃんとしてごく標準的な思考をするよう配慮いたしました。 - 実際の本編でも、
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「……ねえ、お兄ちゃん。
どーてー捨てたくなってきた?」 -
「いや、ならないけど」
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「本当に? やせ我慢してない?」
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麻衣ちゃんは俺の反応を見ながら、
さらに胸を押しつけてくる。 -
「その小技も雫って子に教わったの?」
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「うん。背中に胸を押しつけたら、
どーてーのお兄ちゃんは一発だよって」 -
このまま放っといたら、
どんどんいけない小技を覚えていきそうだ。 -
胸を押しつけるぐらいならまだ可愛いと思えるけど、たとえば……。
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『麻衣のタワシでお兄ちゃんの体を洗ってあげるね』
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ない、これはない。
タワシ洗いしてくる妹なんて、逆に萎えてしまう。 -
むしろ妹なら、タワシみたいな陰毛なんていらない。
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生えてないか、もしくは1、2本だけ申し訳なさそうに生えているのが好ましい。
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このように、思考の癖がない非常にオーソドックスな主人公となっております。
心が洗われるような無垢な主人公に、今まで忘れていた大切な何かを思い出すこと請け合いです。 -
余談ですが、
本作のリアル妹「栞」につきまして義妹であるのか、そうでないのか……というお問い合わせを何通かいただいております。
これに関しましては誠に申し訳ありませんが、大人の事情というものがございまして、直接的な回答を公式WEB上で告知することは難しい状況となっております。
ですので、「リアル妹がいる」というタイトルのほうからご想像いただければと思います。 - また、本作ではとあるキャラを攻略後、妹視点でのプレイが可能となっております。
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「この子はわたしの部屋で寝泊まりさせます」
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「え?」
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「毎日、エッチなゲームをしてるような人に
任せておけるわけないじゃない」 -
「それは偏見だと思うけどなぁ」
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「わたしにその偏見を植えつけたのは、
お兄ちゃんだって理解してる?」 -
「妹とエッチするゲームばっかり買っちゃってさ。
笑えないでしょ、実の妹からしたら……」 -
正直、お兄ちゃんにはそういうゲームをしてほしくない。
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前に宅配便の人から荷物を受け取ったら、
品名に『妹といっぱいおっぱいセット』って
書いてあってすごく恥ずかしかった。 -
それを兄に手渡しする妹の気持ちなんて、
きっと普通の人にはわからない。 -
エロゲーばかりしている兄を持った妹は何を思い、
そして兄はその妹に何を残すのか。
お兄ちゃんのテーマがボツにならず使われる機会はあるのか? -
「……ねえ、
お兄ちゃんってああいうゲームして楽しいの?」 -
「ああいうゲームって?」
-
「だから……妹を調教して奴隷にしたりするの……」
-
「妹のことを縄で縛ったり、
ティーカップで妹のおしっこを飲んだりしたいの?」 -
ALcotハニカム新作「リアル妹がいる大泉くんのばあい」
2010年5月28日、定価5800円にて発売予定です!
