リア妹開発手記 #01 byおるごぅる
生まれてきて本当にすみませんでした。
今は亡きALcotシトラス様の「死神の接吻は別離の味」に続いて、今回はハニカム様のほうでシナリオを書かせていただくことになりましたおるごぅると申します。
新作「リアル妹がいる大泉くんのばあい」発売まで、開発日記っぽいもの(?)を書くことになってしまいました。
どうしてこうなってしまったのかは、自分でもわかりません。
今回の新作の内容についてですが、簡単に説明すると、本当に残念なゲームです。
どのぐらい残念なゲームかというと、
妹尾 美紀
「ささ、先輩はあたしの横に座ってくださいね♪」
大泉 栞
「……ほんとに連れてきてるし」
妹尾 美紀
「いいから、栞はあたしの話を聞きなさい」
大泉 栞
「それはいいけど、腕を組む必要あるの?」
妹尾 美紀
「ふっ、甘いわね。これは腕を組むと見せかけて
 胸を押しつけるという初歩的なテクニックよ」
妹尾 美紀
「先輩、どうですか?
 おっぱい、柔らかくて気持ちいいですよね~?」
大泉 涼
「柔らかいし、見た目以上に大きいね」
大泉 栞
「冷静に感想を述べないでよ」
妹尾 美紀
「やぁねぇ、そういうところがいいんじゃない」
妹尾 美紀
「年上の余裕っていうの?
 発情した犬みたいにガツガツした男はダメ」
妹尾 美紀
「うちの兄貴なんて、部屋に行ったら女の子の絵が
 描いてある抱き枕を抱いて腰を振ってたのよ?」
妹尾 美紀
「あれは一生、童貞だわ」
 
本作に出てくる妹たちは、萌えるセリフを言ってお兄ちゃんを喜ばせようなんてサービス精神はございません。
エロゲーばかりしているお兄ちゃんを見下し、一生、童貞だと決めつけ、汚物を見るような目を兄に向ける。
ときには、部屋に置いてあった18禁ゲームのパッケージを投げつけ、妹を妊娠させて何が面白いのかと罵ってもきます。
こんなゲームを発売して、誰が得をするというのでしょうか。
私には、妹に罵られて喜ぶお兄ちゃんがいるとは思えません。
また、ゲームの進行に重要ないくつかの選択肢。
本作では、ゲームを開始して最初の選択肢も非常に残念な内容となっております。
■選択肢1■
A.逃げるように立ち去る
B.じっくり妹の放尿を観察する
もう見ていられません。
私には、妹がおしっこしているところを観察して喜ぶお兄ちゃんがいるとは思えません。
最後となりますが、本作ではゲームの世界から「麻衣」という妹キャラが飛び出してきます。
麻衣ちゃんは、現実世界での兄妹の関係をよくわかっていません。
大泉 麻衣
「お兄ちゃん、お風呂に入ってるの?」
大泉 涼
「あ、うん」
大泉 涼
「もうすぐあがるから、
 そしたら麻衣ちゃんも入るといいよ」
大泉 麻衣
「…………」
大泉 麻衣
「一緒に入っちゃダメ?」
大泉 麻衣
「現実の妹は、
 お兄ちゃんとお風呂に入ったりしないの?」
大泉 涼
「そうだね。俺たちぐらいの年齢になったら、
 兄妹で一緒には入らないと思……」
大泉 麻衣
「でも麻衣は、現実の妹じゃないから……」
大泉 麻衣
「お兄ちゃんの背中、流してあげるね」
大泉 涼
「ダメだって、入ってきたら」
大泉 麻衣
「もしかしてお兄ちゃん、照れてる?」
大泉 涼
「ゲームではどうだったっけ」
大泉 麻衣
「ゲームでは楽しそうに入ってたよ」
大泉 麻衣
「毎日、麻衣にゾウさんをしてくれて……」
今時、お風呂で妹と「ゾウさんごっこ」をする兄なんているんですか?
昭和のネタですよね、これって。
私は、妹と一緒にお風呂へ入って、
大泉 麻衣
「……今日はゾウさんしてくれないの?」
こんなことを言われたからと言って、
大泉 麻衣
「麻衣、お兄ちゃんのゾウさんを
 楽しみにしてたのに……」
大泉 涼
「ほぉら、ゾウさんだぞ~!」
と、自分の股間を得意げに妹へ見せるお兄ちゃんがいるとは思えません。
このように、残念すぎて直視できないようなゲームですが、
発売まで生温かく見守っていただければ幸いです。
もちろん、ALcotハニカム様からは残念ではないゲームも発売されます。
2010年夏に発売予定の新作『Vestige―刃に残るは君の面影―』にご期待ください!
リア妹開発手記
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